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管理栄養士 国試 【水・電解質の栄養的意義】

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本日は、水と電解質についてです!

では早速問題です!

 

Q. 水・電解質に関する記述。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 高張性脱水では、血漿中のナトリウム濃度が低下する。
  2. 細胞外液の浸透圧が上昇すると、バゾプレシンの分泌が亢進する。
  3. 不感蒸泄は、外気温による影響を受けない。
  4. 飲水量が減少すると、不可避尿量が減少する。
  5. 1日に体外に排泄されるナトリウムは、大部分が発汗による。

正解は・・・

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正解をすぐに知りたい方は、記事の下部へ!

 

解説です♪

 

ヒトの1日の水分の排泄は、尿(随意尿、不可避尿)、不感蒸泄、糞便です。

不感蒸泄は体感性が低いのですが、体温調節に重要です。

体液の出納は、抗利尿ホルモンであるバゾプレシンにより調節されていますね。

汗をかくことなどにより体水分量が減少すると、体液浸透圧の上昇により視床下部に存在する口渇中枢の浸透圧受容体が刺激されてバゾプレシンの産生が増加し、下垂体後葉に蓄えられたバゾプレシンの分泌が亢進します。

 

では設問を見ていきましょう!

  1. 高張性脱水では、血漿中のナトリウム濃度が低下する。:☓ 高張性脱水(水分欠乏型脱水)は水分の損失が顕著となり、細胞外液が濃縮された状態(血漿中のナトリウム濃度が上昇している状態)です。これを正常化するために、細胞内液から細胞外液へと水分が移動します。一方、低張性脱水(塩分欠乏型脱水)は出血や利尿剤の投与などにより起こり、細胞外液のナトリウム濃度が低下した状態です。これを正常化するためにするために細胞外液から細胞内液へと水分が移動します。
  2. 細胞外液の浸透圧が上昇すると、バゾプレシンの分泌が亢進する。:◯ 細胞外液の浸透圧が上昇すると、下垂体後葉からバゾプレシンの分泌が亢進します。バゾプレシンは尿細管からの水分の再吸収を促進し、尿量を減少させます。これにより、バゾプレシンは抗利尿ホルモンと呼ばれます。
  3. 不感蒸泄は、外気温による影響を受けない。:☓ 夏期のように外気温が高い場合には、体温を下げるために不感蒸泄量(皮膚や呼気からの水分の蒸散)が増加する。
  4. 飲水量が減少すると、不可避尿量が減少する。:☓ 不可避尿とは、生体内で生成した代謝産物の排泄のために水を全く摂取しなくても必要な(不可避な)尿のことです。1日あたり約500mLであり、飲水量による影響を受けません。
  5. 1日に体外に排泄されるナトリウムは、大部分が発汗による。:☓ ナトリウムのほとんどが、塩素とともに尿中へ排泄されます。

よって、正解は2でした!

今回はここまで!お疲れ様でした!

 

 

 

 

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